社労士資格試験の合格発表前に独立し、忙しい日々を過ごすなかで迎えた合格発表は、ネットで閲覧していたのだが、またしてもダメだったと諦めたあとで、自分の見落としだったと判明する不甲斐のない結果の認識だった。何故か自分の番号をスルーしてしまっていたのだが、妻が念の為に再度見てくれたら番号があったのだ。もし、妻が見直さなかったら、合格していたことに気づかず諦めたままだったのかも知れないのだ。そのあと何度も見直して、確かに自分の番号だったのだ。

点数はボーダーラインの最低点だったが、これまでその1点の壁に阻まれ続けてきたので、最後の挑戦でようやくこの壁を突破できたのだ。例え最低ラインの点数であったとしても合格は合格で、ようやく3年越しで資格を取得することができて、本当に嬉しかった。約3年間に亘り休日や往復の通勤、帰宅後もほぼ勉強に費やしてきたものが、ようやく花開いたのだ。もしかしたら花が開かないままで終わっていた可能性もあった事からすると、懸隔を感じるばかりだった。

そして、独立FPの仕事に社労士を如何に組み込むのか、それとも二刀流でいくのかという選択肢を前に検討するものの、肝心な事に直面したのだ。それは、実務経験がないという事だ。全く社労士業務に携わる事無いままに資格を取得したからと言って、すぐさま仕事を受注できるハズもないのだ。ただ、資格の登録をする際に、2年以上の実務経験がない者に向けての事務指定講習というものがあり、それを受講すれば実務経験が認められ、資格の登録をする事ができるのだ。そこで、勿論受講する事にして、無事に資格登録を行うことが出来、晴れて社労士と名乗る事ができるようになったのだ。

ただ、事務指定講習を受けたとは言え、実務に携わっておかないといつまでも身につかないままになるし、折角取得した資格を錆びつかせるのは余りにも勿体ないので、本格的に仕事を受注することを目論む事にしたのだ。未経験である事は非常に不利ではあるが、例え未経験であっても、ともに経験を重ねる事ができる方法を模索して辿り着いたのが、新設法人へのアプローチだった。つまり法人設立と同時に独立起業するような方々の場合、お互いに経験値が同レベルである可能性が高い事が想定され、余程高いレベルを求められない限りは、こちらが学んで努力さえすれば対応可能な気がしたのだ。

By hb

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